平成19年3月9日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を政策秘書課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

1.湖南市立石部学区学童保育所新築工事起工式

 市内9箇所目の学童保育所の起工式

起工式

 平成19年3月15日(木曜日)午前8時30分から

所在地

 湖南市石部東八丁目3732番地(石部小学校、十禅寺緑地公園隣接地)

2.「みんなでつくる 本がいっぱい 楽しさいっぱい」(読書啓発冊子)について

 湖南市の子どもたちによる表現で、自分が読んだ本の楽しさ・おもしろさを、自分以外の子どもに紹介するため、冊子を作成・配布し、読書の機運を高める。

作成部数など

 7,000部 A5版30ページ

配布対象

 市内小中学生、教職員、公共図書館、県内教育委員会、県内小中学校

資料

発表内容

司会

 皆さん、ご苦労さまです。定時になりましたので始めさせていただきたいと思います。それでは、市長よろしくお願いします。

市長

 皆さん、こんにちは。
 定例記者会見ということでございまして、3月議会の最中でございます。今月の話題提供は2件です。
 1点目は、湖南市立石部学区学童保育所新築工事の起工式を、3月15日午前8時半から執り行うということです。湖南市内の学童保育所は、現在9か所ありまして、すべての小学校区にあります。ただ、石部小学校区の学童保育所だけは現在子育て支援センターと同居しておりまして、小学校からも少し距離があります。旧甲西町ではすべて独立した学童保育所となっておりまして、旧石部町の石部南学童保育所も独立してありますが、石部学童保育所だけは同居していたということでありまして、児童の増加に伴い手狭になってきたということで、合併の中で最後の学童保育所施設新設により対応していこうとするものです。場所は石部小学校隣の十禅寺緑地公園に隣接した場所に新築しますので、学校放課後の対応がより安全になるということになります。
 次に2点目ですが、読書啓発冊子を教育委員会が作成したということです。詳細につきましては、教育長よりご紹介をさせていただきます。
 本日の話題提供は以上2件です。

司会

 それでは、教育長お願いします。

教育長

 教育委員会のほうからでございますが、今、お手元に「みんなでつくる 本がいっぱい 楽しさいっぱい」という冊子がございます。湖南市は学校図書館資源共有ネットワーク推進事業を進めているわけでございますけれども、その一環として子どもたちの読書の活動のすそ野を広げようということで、昨年は「本がいっぱい 楽しさいっぱい」という中学生版の冊子を出しました。昨年と違うところは、子どもたちが自分たちで読んでよかったという本を友達に紹介するというスタイルをとっています。小学校低学年から中学校に至るまで学年ごとにまとめております。9、10ページには人生の先輩が薦める本ということで、市長推薦の本「名をこそ惜しめ」もあります。表紙にしかけがありまして、学校の校章が全部入っております。これもクイズで探してみようということで、そういう楽しみもあります。また、終わりのページには「市民のみなさん・おうちのかたへ」ということで、読書活動のアンケートの結果をまとめております。詳しくは担当が来ておりますので、説明をさせていただきます。

教育センター担当

 今、教育長のほうからもありましたように、文科省の指定を受けております学校図書館資源共有ネットワーク推進事業の一つとして、読書意欲の喚起ということでさせていただきました。昨年度は中学生版ということで、一応子どもにはアンケートを取りましたが、各中学校からの代表を中心にして大人の目線で本を選んできたわけであります。しかし、読書活動の深化を図るとしたら、やはり子どもの目線からも本を見ていくことが大事だということで、湖南市の全小中学校の子どもたちに、「こういうものを作ります。原稿を募集しています」というチラシを配布し、7月から夏休み、2学期にかけて募集をしました。子どもの目線から、自分が読んだ本の楽しさを自分の表現でほかの子どもたちに伝え合うというスタンスで原稿を募集し、また原稿を選んだりしました。さらに、中学生版を作ったときに、市民のかたから「ぜひ自分たちが薦める本も載せていただきたい」、「機会があれば紹介していただきたい」というお声もいただきましたので、RGH運動を展開しておりますので、市民のかたにもRGH運動に参加をしていただく一つとして、入っていただくのもいいのではないかということで、広報で原稿募集をさせていただきました。
 実際、748編の原稿応募がありました。その中から紹介文をもとに、本を読んだ楽しさ、またその本を友達に伝えたいなあという思いが伝わってくるということを第一の観点として、149冊を選びました。生涯学習課が出しております乳幼児から小学校の部、そして昨年出しました中学生版と重なっている本もありますが、あえて重なっていてもその子の思いということで載せています。また、もう一つ、選んだときの観点としては、何年生に薦める本ではなく、自分が読んで「おもしろいよ」ということを伝えるために、何年生が薦める本としたことです。
 本のほうは小中学生向けですが、やはり読書活動の広がりということは、子どもたちだけでなく、家庭にも広げていくことがすごく重要であるだろうということで、教育長も申し上げましたが、30ページのところは「市民のみなさん・おうちのかたへ」ということで、ここは大人のかた向けに読書の啓発的なことを書かせていただきました。一つめの項目を見ていただきますと、湖南市の子どもたちが5月の1か月に読んだ本は、昨年に比べると少し増えています。全国と比べると2冊以上多いのですが、少しずつ増えているということです。また、どの学校でも朝読書の活動をしておりますので、本に親しんでいる子どもが増えつつあるのですけれども、やはり不読者、読んでいない、本に親しめない子もいるということで、子どもたちが薦めている本がこういうものなんだなあということから、本に親しみを持ってもらえればと思っております。2つめに読書活動と生活に関するアンケートという項目があります。湖南市が県の指定を受けております国語力向上事業に関わって実態調査をしているわけですが、それとクロス集計をすると、やはり「読書が好き」、「大好き」という子どもは、「学校が好き」、「勉強が分かる」、「楽しい授業がある」ということでしたので、読書活動というのは学校だけじゃなくて、おうちのかたからも喚起していただければということで載せさせていただきました。
 この冊子は7,000部作らせていただいたわけですが、来週、湖南市内の全小中学生に配布します。それと、公共図書館、県内の小中学校のほうにお配りしまして、それぞれの地域で読書活動の広がりに役立てていただけたらと思っております。また、希望者全員にお配りするのが予算的にも大変難しいので、市民のかたからも前の中学生版をぜひ分けてほしいとおっしゃっていただいていたのですが、そういったこともなかなか難しかったので、中学生版も併せて湖南市の教育ネットのホームページで4月以降公開をしていく準備を進めております。以上です。

司会

 次に学童保育所の関係で担当課長より補足説明をさせていただきます。

子育て支援課長

 失礼いたします。先ほど冒頭に市長のほうから申されましたが、石部学区学童保育所を施設整備という状況の中で、今回、工事を進めていただくことになりました。資料にもございますように、石部東八丁目に3月8日から7月31日を工期といたしまして工事をさせていただきます。建物は木造平屋建て、敷地面積が640.2平方メートル、延べ床面積が178.2平方メートルということでございます。本体工事は33,274,500円の施工を西本建設株式会社が請け負い、設計監理につきましては、株式会社綜合設計アトリエになりました。
 先ほど説明がございましたように、これまでの学童保育所につきましては、石部子育て支援センターの地域交流スペースを借用しておりました。そういうことで、場所的にも1キロメートルくらい離れていましたので、子どもたちが下校するときの安全面、そして同時に、今回、建設をいたします場所は十禅寺緑地公園の隣接地ということで、非常に環境がよい場所でございますので、丘陵を利用しながらの活動、学校から数百メートルもないというところでございますので、安全面も考慮しながら適地と考えております。
 特に、今日的には保護者の就労が大変盛んになっておりますので、学童保育所に入所する児童も年々増加の傾向にあります。次世代育成支援行動計画の中に位置付けております子育て支援センターの活用も当然活発になろうかと思いますし、今回、同時に石部学区学童保育所も整備をいたしますので、その利用者もさらに増大するものと思っております。現在、石部学区学童保育所は42名の子どもが通っておりますけれども、さらに増える傾向にあると思います。先ほども申し上げましたように、この建設に関わりまして、緑豊かな場所であるという非常に大きな特徴の中で子どもたちがのびのびと健やかに成長する基盤づくりができるものと期待しております。
 3月15日、午前8時30分から現場で工事に係ります起工式を実施する予定ですので、よろしくお願いします。
 間取り等は資料に付けさせていただきましたとおりでございます。どうぞよろしくお願いします。

記者より質問

「みんなでつくる 本がいっぱい 楽しさいっぱい」(読書啓発冊子)」について

Q:(朝日)

 応募原稿の中から149冊を選んだのは教育委員会の人たちですか。

A:(担当)

 小学校、中学校、公共図書館、教育委員会の代表の者がしました。

Q:(朝日)

 小学校と言っても、小学生ではないですよね。

A:(担当)

 教師です。

Q:(朝日)

 配布先に県内各小中学校とありますが、これはすべてですか。

A:(担当)

 はい、1校1冊です。

Q:(京都)

 ここに掲載されている本は図書館で借りられるのですか。

A:(担当)

 今回につきましては、基本的には学校あるいは湖南市の公共図書館には必ずあります。ただし、1、2冊は県立図書館にあります。個人的に購入したいと言っても、手に入らないものもありますが、子どもたちが薦めているものであるということで、学校図書館、公共図書館で読んでくださいということです。

Q:(中日)

 ホームページは全部見られるのですか。

A:(担当)

 はい。

Q:(中日)

 湖南市のホームページですか。

A:(担当)

 湖南市学校教育ネットのホームページです。

Q:(朝日)

 応募のなかった小中学校はありますか。

A:(担当)

 あります。自由参加で、一切強制はしていません。

「人事異動」について

Q:(京都)

 人事異動の規模はまだ決まっていませんか。

A:(担当)

 まだ決まっておりません。

Q:(京都)

 昨年並みとか。

A:(担当)

 そういうことも決まっておりません。一応23日にいつごろ発表できるか流させていただきます。それまでに分かりましたら、またファックスで流させていただきます。

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