平成20年11月5日定例記者会見
このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。
市長会見事項 要旨
(1)湖南市都市計画マスタープランの策定について
「湖南市総合計画」や「湖南市国土利用計画」の実現をめざし、より具体的に土地利用計画をはじめとするまちづくりの方針や都市計画に関する事業・ルールの方針などを定めたもの。
目標年次 :概ね20年後の平成37年(2025年)
計画の概要:別添資料のとおり
(2)平成21年度予算編成方針について
湖南市にふさわしい基盤の構築とまちづくりを進めるため、重要施策へ予算を重点的に配分すると共に、組織・制度の見直しも含め不断の工夫を図ることにより更なるステップアップをめざす。
6つの基本方針(別紙参照)に沿って予算を編成し、総合計画の6つの目標に応じて施策を展開する。
(3)業務手順書の公開について
今年度から導入した湖南市統合型経営マネジメントシステムにおける「経営手順の改善」のツールとして位置づけた業務手順書を公開し、市民に直接評価してもらうことで一層の市民満足度の向上を図ろうとするもの。
11月1日からホームページ上や市情報公開室で公開
資料提供
(1)湖南三山(常楽寺・長寿寺・善水寺)めぐり
天台古刹3か寺の国宝、重要文化財の同時公開
11月15日~30日 午前9時~午後4時
(2)三雲城址戦国のろしと東海道ウォーク
11月23日(日曜日) 午前10時30分~午後1時
(3)通学合宿「下田あきんど塾」
11月20日(木曜日)~11月22日(土曜日) 2泊3日
市立下田公民館
資料提供
湖南市都市計画マスタープランの策定について (PDFファイル: 105.1KB)
平成21年度予算編成方針のポイント (PDFファイル: 114.4KB)
平成21年度予算編成方針 (PDFファイル: 143.9KB)
業務手順書の公開について (PDFファイル: 110.2KB)
業務手順書例(情報公開) (PDFファイル: 57.5KB)
「湖南三山めぐり」について (PDFファイル: 137.3KB)
三雲城址戦国のろしと東海道ウォークについて (PDFファイル: 137.2KB)
通学合宿「下田あきんど塾」について (PDFファイル: 96.7KB)
発表内容
司会
これから11月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。
市長
ちょうど1か月前に選挙で再選をさせていただきました。すでに中嶋甲賀市長、山仲野洲市長は初登庁を済ませておられますが、わたしはまだ残任期間を務めております。明後日の7日からようやく2期目の任期が始まりますので、今後ともよろしくお願いします。本日の定例記者会見での話題提供は3件です。
(1)湖南市都市計画マスタープランの策定について
まずは、湖南市都市計画マスタープランの策定についてです。これは、平成18年12月から、学識経験者や市民などによる策定委員会で6回にわたる議論をお願いし、その間に各学区において2回ずつ地域別懇談会を開催して地域の現況と主要課題の意見交換を行っていただいて、まちづくりの方針(案)をとりまとめたものです。素案のパブリックコメントや滋賀県との協議調整を経て、先月14日に策定委員会委員長の柴田いづみ滋賀県立大学教授から提言書と湖南市都市計画マスタープラン(案)をお預かりしたものです。最終調整を経まして計画の策定が完了いたしました。
詳細は担当より説明いたしますが、今後のまちづくりには地域特性を最大限に生かした独自性や自律性が求められますので、行政だけではなく、市民の皆さんや企業などと一緒になった協働のまちづくりが不可欠となります。地域別懇談会がとりまとめた地域別まちづくり構想は、市民が主体的なまちづくり活動を進める今後の地域自治の青写真となるものであり、昨年とりまとめた地域福祉計画と対をなす計画として、これから学区単位で順次立ち上がってまいります「まちづくり協議会」の進まれる方向を示しているものと考えております。
全体計画としましては、計画達成目標年次を平成37年としておりますが、社会経済情勢はめまぐるしく変化しておりますので、計画的な振興管理とともに、変化に応じて適切かつ柔軟な見直しを図ってまいりたいと考えます。
(2)平成21年度予算編成方針について
次に、平成21年度予算編成方針についてです。湖南市となりましてから5回目の本格予算編成となります平成21年度当初予算編成に関しまして、各部局に向けて提示いたしました。世界的な景気後退という厳しい経済環境のなか、輸出関連産業の業績も悪化することが必至であり、税収増加が期待できない一方で社会保障費の伸びや義務的経費の増加、国や県の交付金や支出金が切り捨てられることなどにより、予算編成はさらに厳しさを増しているというのが実感であります。
本市といたしましては、部局枠予算制度が定着しつつありますので、経常経費については各部局の独自の工夫により財源の有効活用を図ってまいります。具体的には、現時点で約5億円の収支不足が見込まれており、職員一人ひとりが漫然とした対応は取りやめ、しっかりと説明責任を果たせる改革と予算編成をするように求めております。
基本方針としては、「健全財政の堅持」「部局枠予算制度」「市民協働、議会連携予算」「身の丈にあった予算」「コスト意識」「全体予算」という6つを掲げており、これにより総合計画の計画的な実現を図ってまいることとしております。
(3)業務手順書の公開について
三点目は、業務手順書の公開についてです。「行政評価」、従来から取り組んでまいりました「ISO9001」、さらには「主要事業の進捗管理」の3つの手法をあわせた『統合型経営マネジメントシステム』を今年度から試行的に導入しましたが、その中で「経営手順の改善」のツールとして位置づけてきた「業務手順書」を今回公開することとしました。
691事務の業務手順書をホームページ等で公開いたしますが、市役所では実際にこの業務手順書に基づいて日々の仕事を進めておりますので、この公開で市役所業務の透明化が一気に進むと考えております。市民の皆さんには、業務手順書をじっくりと見ていただいて、「ここを改善すればもっと効率よく仕事ができるのではないか」、「この業務の流れのなかでこの手順はムダじゃないのか」などのご意見をいただくことで、市役所の業務をより身近に感じていただき、市政参加をさらに進めてまいりたいと考えております。また、ブランドとは同じ品質のサービスを継続して提供し続けられる力であると考えておりますので、行政サービスの裏側をお見せすることにより、市民の皆さんには「見える安心」のブランド力を感じていただきたいと思います。
一方で、職員の側には、「見られる緊張」が求められますので、よりしっかりと能力を磨き、市民の皆さんに対する説明責任を果たしていけるようにしていかなければならないと考えますし、正すべきは正すという真摯な態度が必要になってまいります。そうしたかたちで市民と職員の対話を繰り返すことによって、次のステージのよりよい自治を定着させていくことができると期待しております。
司会
以上、市長より説明をさせていただきました。では、ただ今から質問等ございましたらお受けいたします。どうぞよろしくお願いします。
記者より質問
平成21年度予算編成方針について
Q:(記者)
予算編成方針についてですが、各部局への枠の提示はいつされたのですか。
A:(企画財政課長)
提示しましたのは10月29日でございます。
業務手順書の公開について
Q:(記者)
業務手順の公開についてですが、この手順の公開をしているのは県内の市町では湖南市が初めてですか。
A:(総務課長)
ISO9000シリーズから独自運用に切り替えて公開させていただくのは湖南市が初めてです。
司会
では、ほかに質問が無いようでございますので、これで記者会見を終わらせていただきます。
更新日:2019年07月01日