平成21年8月26日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)平成21年9月湖南市議会定例会 提出案件の概要

議案19件と認定11件、報告1件

  • 条例の制定 4件(改正4件)
  • 補正予算 9件
  • 人事 2件
  • 訴えの提起 1件
  • 規約の変更 3件
  • 決算の認定 11件
  • 委任専決処分事項の報告 1件

(2)第5回湖南市民スポーツカーニバルの開催について

内容

市民が広くスポーツに親しみ、自らの健康・体力づくりに対する意識を高め、健全で明るく、心豊かな市民を育成するために開催。
リレー競技、各種団体競技、オープン競技、地区対抗団体競技・リレー競技の13種目。

日時

9月27日(日曜日)午前8時30分から 小雨決行

場所

野洲川親水公園多目的運動広場(湖南市夏見)

添付資料

発表内容

司会

これから平成21年8月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

本日は、午前中に議会9月定例会が開会いたしました。衆議院議員総選挙も本日から終盤戦に入ります。国のかたちが変わるかもしれないという歴史的な選挙だと思いますので、市民の皆さんには必ず投票をしていただきたいと思いますし、報道各社の皆さんにも啓発協力をお願いします。
さて、本日の朝刊各紙で、滋賀県の来年度予算編成に関する記事が出ておりました。報道内容が真実だとすれば、これまでの県と市町の信頼関係を根底から損なう不誠実きわまりない行為でありまして、深い怒りと憤りを覚えるだけでなく、これまでの3年間、削減されるばかりで何の夢も示してこなかった滋賀県が、4年目に至ってもさらに県民や市町に負担を押しつけるのかと思うと、重い徒労感に襲われております。
県は、現在、県施行公共事業の市町負担金について、意見を求めてきているところですが、そんな意見を求める以前に、市町に隠れてコソコソと80億円分もの施策の切り捨てと負担の増額を検討しているのであれば、開いた口がふさがりません。手法に正直さが感じられず、厳しさを増す県民生活との共感も認められないこうした手法を繰り返すことにより、本当に日々真面目に仕事をしている多くの県職員の皆さんの努力が報われないのは非常に残念なことだと思います。
これまで県は対話をするといいながら、市長会や町村会からの事前に協議をしてほしいという要望を一顧だにせず、3年間、一方的に事業予算を削り続け負担を課してきました。その先の将来の姿もしっかりと描こうとせず、単に削減するだけであれば、県政運営失格であるといわれても仕方がないでしょう。
県財政は、ひとり県のみのものではなく、連結子会社として各市町の財政とも密接につながっております。しかも、県民はすべて市町民であり、負担を市町に付け替えて県だけが逃げ切れるものではないはずです。
平成17年度に滋賀県がまとめた県と市町のパートナーシップのあり方からすれば、県と市町は対等協力関係であり、市町優先の原則だとしておりますが、そうしながら、子会社には二進も三進もいかなくなってから削減案を形式的に意見募集するかたちで押しつける考え方が見えており、県財政最優先の原則が貫かれている現在の姿は、地方分権の本旨からは遠く離れたものであります。
これまでの県の一方的な削減について、各市町はかなり肩代わりをしてきております。一例を挙げますと、これから最も必要とされる子育て支援策である乳幼児医療費についても、平成18年度に県が削減した分は、今年度すべての市町が肩代わりをせざるをえなくなりました。最後まで反対していた本市も、財政がままならない中、高齢者への福祉医療費を削減して乳幼児医療費に付け替えるかたちで、何とかカバーをしているのが実態です。今年の7月31日に県と市町で福祉医療費の見直しを協議した際には、すべての市町長出席者が削減に「絶対反対」を唱えておりましたが、他の分野でこうした県と市町との事前の協議、対話があったとは寡聞にして聞きません。
来年度予算で目的基金をすりつぶしてしまうということですが、その次の年度のことはどうするのでしょうか。まさに終戦間際の本土決戦のようで、連合艦隊も決戦兵団もすでになく、国民に竹やりを強要しようとした政府を思い起こします。本土決戦、一戦後和平と言っても、何ら打つ手もないまま、じり貧がどか貧となる、そういう事態が再来年度の滋賀県にくるような予感がいたします。知事は県民生活への影響を「少なからず」あるとされておりますが、多くの影響があるのではないでしょうか。そして、すりつぶすと報道されている目的基金の原資には、市町からの負担金収入も含まれているかもしれません。必ずすりつぶす前に、市町に協議するなり返還するなりすべきだと思います。
こうした県の対応を県議会がきちんと監視し、審議をすべきだと思いますし、もしされないのであれば、県と同様、県民生活や市町財政の対極にまわることになるということを指摘しておきたいと思います。
いずれにいたしましても、知事は道州制に反対で、県は県民に必要とされているんだと平素から仰っており、私としてもその考え方には賛成いたしますが、このままではまさしく滋賀県不要論に結びついていかないかと心配しております。

(1)平成21年9月湖南市議会定例会 提出案件の概要

さて、本日10時から開会されました市議会9月定例会ですが、執行部からは議案19件と決算認定11件、報告1件を提案いたしました。現在の議員による最後の定例会となりますが、2億3,850万5千円の一般会計補正予算をはじめ、人権擁護委員候補者の推薦意見や教育委員の選任同意などについてお諮りしております。

(2)第5回湖南市民スポーツカーニバルの開催について

次に、9月27日に予定しております市民スポーツカーニバルについてですが、毎年市内から市民の皆さんが一堂に会してスポーツに汗を流す唯一の場でございます。昨年度は石部西区が優勝し、旧石部町の区として初めて優勝旗を持ち帰り、大きく地域が沸いておりました。8時30分から野洲川親水公園で開催いたしますので、よろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

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