第14回 湖南市景観審議会 議事録
第14回湖南市景観審議会 会議録(要約)
開催日時
平成30年11月22日(木曜日)午前10時から正午まで
開催場所
サンライフ甲西(共同福祉施設) 1階 大会議室
出席者
委員
- 松岡 拓公雄
- 西山 喜代司
- 河野 幸男
- 中島 誠一
- 井島 均
- 野崎 繁雄
- 谷 弥一郎
- 小森 茂樹
- 西山 由記
- 武村 みゆき
- 山出 富貴子
- 増田 浩司
事務局
- 建設経済部 安井次長
- 建設経済部 都市政策課
- 西田課長
- 山岡係長
- 森嶋主任主事
説明員
- 総務部 市井管理監
- 総務部 総務課 庁舎建設室 谷室長補佐
協議事項
- 石部地域旧東海道沿道の景観づくりについて
- 湖南市庁舎整備について
報告事項
- 平成30年度 景観法届出件数について
- 平成30年度 屋外広告物許可件数等について
配布資料
資料1
資料2
湖南市景観計画策定に向けたスケジュール(案) (PDFファイル: 163.1KB)
資料3
石部地域旧東海道沿道地区の方針 (PDFファイル: 554.8KB)
資料4
石部地域旧東海道沿道地区の範囲(案) (PDFファイル: 1.4MB)
資料5
石部地域旧東海道沿道地区の届出対象行為(案) (PDFファイル: 334.3KB)
資料6
石部地域旧東海道沿道地区景観形成基準(案) (PDFファイル: 521.2KB)
資料7
資料9
資料10
1.開会
市長あいさつ
委員の皆様におかれましては、本日何かとお忙しい中、第14回湖南市景観審議会にご出席いただきましたことに、まずもって心よりお礼を申し上げます。
当市は平成25年に景観行政団体となり、湖南市景観条例の制定ならびに湖南市景観計画の策定、また湖南市屋外広告物条例の制定など、良好な景観形成に関する取り組みを進めてまいりました。
本日は、石部地域の旧東海道沿道の重点地区の指定に向けてご議論をして頂いた結果を報告させて頂くとともに、重点地区の範囲や景観形成基準について、皆様の知見を頂きたいと考えております。
もう一つ大きな課題として、市役所の庁舎の複合化と耐震化の整備計画を進めております。
市役所東庁舎は旧耐震基準で建設されており、新基準での耐震化の必要があり、また、市内にある複数の老朽化した施設の複合化を進め、人口減少社会に備える必要がございます。非常に規模の大きい建築物であり、周囲の景観に与えるインパクトも大きいので、できるだけ次の世代に負担の残らないように簡素にし、市民の方にとって使い勝手のいい庁舎にしたいと考えております。また、地域の景観にあった建築物にもしていく必要がございますので、ご議論を頂ければと思います。
本日は限られた時間ではございますが、皆様のご意見を頂くなど、景観行政の推進に向けてのお力添えをお願いいたしまして、開会の挨拶とさせていただきます。
本日は大変ご苦労様でございます。
2.協議事項
議事進行:松岡会長
石部地域旧東海道沿道の景観づくりについて
資料説明
(事務局)
(省略)
会議内容
委員
石部でも、近年、新しい建築物が増えてきている。重点地区の施行前に建築され、基準に合わない場合はどのように指導するのか。
事務局
現在は、石部地域は一般地域のため、一定規模を下回る建築物に対して、景観法の届出や事前協議を行っておらず、基準を強制することはできない状況です。景観まちづくり懇談会でも、行政からの押し付けにならないよう、周知を図ってほしいというご意見を頂いているので、今後、重点地区指定に向けて、地元で説明会を行ったり、組回覧や全戸配布を行う等、時間をかけて周知を図っていく予定です。
委員
行政が通行規制やカラー舗装など旧東海道に対して何か施策をすれば、住民の意識も高まるのではないか。
事務局
行政と住民が一緒に街並みについて考え、双方ができることをやっていけば地域住民の意識の醸成もされるのではないか、良い方向に進んでいくのではないかと考えています。
委員
基準の表現が中途半端な印象がある。家を建てるということは、5年、10年の話では済まない。もっと先を見て、曖昧な表現を使わずに言い切った基準にし、基準にあったものを建ててもらうように費用補助を行う等していくべきではないか。
事務局
昨年度から今年度にかけて、まち歩きも含めて懇談会を繰り返し実施し、地元の方のご意見を頂く中で、インセンティブ(費用補助)のご意見も頂く一方で、基準や表現の厳しさを指摘するご意見もあり、案として取りまとめた結果、現在の形になっています。これから地元の説明会やパブコメを実施していく予定なので、更に意見を盛り込んで、より良い基準としていきたいと考えます。
委員
石部宿の面影を残す建物が少なくなってきている現状の中で、残したい建物を決めて、保存していく必要があるのではないか。
事務局
建築物は最終的には個人の所有物となってしまうため、石部でも伝統的な建築物が何軒かあるが、所有者の方が自力で維持されている現状です。
市としては、石部を重点地区に指定することで、街並みを守っていく雰囲気を育てていき、次世代に景観まちづくりを引き継いで頂くためにも、ご協力をお願いしたいという思いです。
委員
古い建物を残していくことも大事だが、街というものは変わっていくものだから、当時をそのまま残すだけでなく、未来に向けて綺麗な街並みを作っていくことが大事なのではないか。
委員
最近の家の建て替えの場合、ほとんどハウスメーカーが請け負っており、ハウスメーカーの提案する予算と仕様で進めているのが現状だ。その中で、重点地区の基準に合わせるよう指導しても、色彩の配慮をする程度だ。石部は市街化区域のため、新しい家が建っていくことで、石部宿としての連坦性が失われていっているので、もっと考慮してほしい。
そのためには、行政もあまり遠慮せず強い態度で挑むべきだし、地元住民だけでなく業者に対しても、周知を徹底する必要がある。
事務局
戸建て住宅の大半を、ハウスメーカーが請け負っているという認識はしています。
住民の方だけでなく、県内外のハウスメーカーや建築士の方にも、湖南市内の旧東海道沿道地域には重点地区があり、守るべき景観があるということを理解して頂くよう、積極的に周知を図っていきたいと考えています。
委員
住んでいる人は美しい街にしたい、誇りを持てる街にしたいという思いがある。そのための周辺に調和した基準は必要であると考える。ただ、景観の話ではないが、現在空き家が増えていることに心配している。今後何年か経過すると若い人、旧東海道以外から入ってくる人に住民が変わっていくだろう。その時のためにも大枠のルールは必要であると思う。
湖南市庁舎整備について
資料説明
(説明員:総務部)
(省略)
会議内容
委員
外観については、木を多く使う等、イメージしていたものに近くなってきており、良いものになったと感じている。
委員
パースの北面が全面ガラス張りで明るいイメージになっているが、北面なので、日光が直接当たらない。入口のある北面はもっと暗くなるのではないか。また、南面は窓が小さく、格子を設けているので、室内は暗くなってしまうのではないか。
事務局
当初は南北軸で計画しておりましたが、環境負荷低減や省エネルギーに配慮して、西日が差さないように現在の東西軸の配置となりました。また、北面のガラス窓を大きくすることで室内が暗くならないように配慮しています。
委員
旧国道から入ると、建物の位置が土地の低い位置にあるため、3階建ての低い建物に見えてしまう。また、現在の庁舎敷地も高低差があるが、段差の解消はどのように考えているのか。
事務局
段差の解消は考えておりません。上の駐車場に停めていただいた場合はスロープと階段で下に降りていただくことになります。
委員
高層化していないのは耐震性の面でもバリアフリーの面でも良いと思う。高層化している庁舎だと、見下ろされている気がして印象が良くない。4階建てくらいまでの低い庁舎の方が、印象が良い。
委員
景観的には駐車場にも植樹がされており、全体に緑化もされているので良いのではないか。
3.報告事項
- 景観法に基づく届出件数等について
- 屋外広告物許可件数等について
資料説明
(事務局)
(省略)
4.閉会
以上
更新日:2024年02月06日