タウンミーティング「市民笑顔率世界一!市長と語り合おう」を開催しました!
令和7年1月24日から26日にかけて計4回「市民笑顔率世界一!市長と語り合おう」と題し、松浦市長から提案された5つのテーマに沿って、参加された市民の皆さんと市長や市職員がまちの現状や課題について語り合いました。
タウンミーティング内での発言内容などは令和7年1月現在のものです。

開催日時・場所
1月24日(金曜日)午前10時から11時30分
1月24日(金曜日)午後7時から8時30分
1月25日(土曜日)午後7時から8時30分
1月26日(日曜日)午前10時から11時30分
全て湖南市役所東庁舎(中央一丁目1番地) 3階大会議室で開催しました。
参加者について
日 |
開始時間 |
受付人数 |
---|---|---|
1月24日(金曜日) |
午前10時から |
31人 |
1月24日(金曜日) |
午後7時から |
23人 |
1月25日(土曜日) |
午後7時から |
14人 |
1月26日(日曜日) |
午前10時から |
22人 |
受付合計90人
三雲東小 |
三雲小 |
石部小 |
石部南小 |
岩根小 |
菩提寺小 |
---|---|---|---|---|---|
5人 |
20人 |
16人 |
8人 |
4人 |
16人 |
菩提寺北小 |
下田小 |
水戸小 |
市外 |
無記載 |
---|---|---|---|---|
4人 |
7人 |
5人 |
1人 |
4人 |
グループワークのテーマ
・市役所職員3K(機動力・根拠・心)
・子育てを楽しめるまち
・西庁舎周辺整備事業
・地域住民のコミュニティ力
・3つの駅・公共交通・都市計画・インフラ整備
タウンミーティングの冒頭で松浦市長から次の各テーマについて説明をしました。
市役所職員3K(機動力・根拠・心)
(市長)市役所職員が3Kで働くまち、これをまず最初にやりたいということを掲げております。
3Kといいますのは、まず機動力、すぐやると。ただ、すべて市民さんからお願いされたことについて、実現が可能かというと、そんなことばかりではもちろんありません。だけど、なぜできないのかっていう理由もしっかり持っていないといけません。またはできないと思っていても、こういうふうな道筋があれば、できそうやというそういう方策をすぐに立てると。これが機動力。そして根拠、公的なこと、これをしっかり持っていないと、後からあれ、ちょっとまずかった、となってはいけないと思います。皆様からのアンケート、あるいは、パブコメこういったことも根拠になります。
そして何よりも心であります。やはり、同じことを言うとしても、心がこもっているかどうか、そのことについて、私たちは非常に大事にしていかないといけないなと、少しずつ少しずつではありますが、市民さんと心が通う市役所職員ということをめざしていきたいと、このように考えています。皆様から見て、私たちがどういう働き方をしていて、こういうことは良くて、こういうことが課題やっていうことを聞かせていただきたいと思います。そして、そのことについて、もう批判されるだけやったら何ぼでもできると思います。それを私たちは受け入れますが、批判だけされていても、お互いにまちをよくしていこうと思ったら、じゃあどうしていったらいいのかっていうアイデアをもらわないと、批判だけされることでは、私たちは、勇気が出ません。
後で皆様に作っていただく成果物、必ずこれを職員に見せます。私たちはどうするのかっていうことをやっていきたいと思いますので、言いっ放しにはしませんので、必ずいかしますので、どんどん課題そしてまたそれに対する方策をぜひ書いて、話して、伝えて帰っていただきたいと思います。
子育てを楽しめるまち
(市長)テーマの1つに、子育てを楽しめるまちをあげます。
ひとつは、甲西図書館のリニューアルということで、来年度、それから再来年度かかって進めていきたいと思っています。これも、行政がこういう計画しましたという素案は見せますけれども、そのあと市民さんの声をぜひ聞いていきたいと思います。「こんなん作ったで、来てや」じゃなくて、やっぱり当事者意識です。行政はこういうことを示しました。私たちはこういうことで、協力できますよ。図書館にもそういう余裕はたくさんございます。そしてまたその協力するには、こういう場所の設定の仕方が違うかというお声をいただきたいと思っています。
それから、全天候型の遊び場は、これも既存の施設を生かすとか、あるいはどんなものを望んでおられるのか聞きながら進めていきたいと思っています。
働き方改革による保育負担の軽減といったこと、これも企業訪問などでいろんな働き方改革が進んでいますけれども、こういう制度がありますよといったこともお伝えしながら、今企業さんとともに、働きやすい環境、特に湖南市の場合、働く場はたくさんございます。たくさんございますがその中で、どんなふうに、特にお父さんお母さん世代が働きやすい職場をどう作っていくのかっていうことを、一緒に考えていきたいと思います。
また、ここでは、教育についても話します。子育てを楽しむっていうことは、保護者さんの心理的な安定っていうのが大事ではないかと思っています。やはり、保護者さんにしたら、学校でのことを本当に学校に任すって言っていただけると、これほど心強いことはないんです。やはりこれも批判ばっかり受けていると、学校は結構サンドバック状態になってしまうんです。なぜかというと、大事な子どもさんを預かっている中で、やはり保護者さんとの良好な関係を作っていきたい。そうすると保護者さんの考えをきちっとこう受けとめたいけれども、いや、それがこういう理由でできないんです。こういうことを代わりにしますということを、なかなか学校は、どうしても言いにくい部分があります。これは私が学校教員を長くしており、また校長もしていた中で、学校にこういうことで願いあるけど任すでって言ってくださることが非常に心強く、またそのことが、子どもの力になっていくというのか、親子と、学校との心理的な安定というところで教育のことについても、ここでテーマとして1つ掲げたいと思います。
西庁舎周辺整備事業
(市長)そしてもう1つはですね、東庁舎、西庁舎周辺整備事業を市民とともに進めるまちということで、今回は西庁舎です。石部図書館、石部文化ホールに、西庁舎、石部の方を中心としたことについて1つテーマとして掲げたいと思います。といいますのは、東庁舎については、昨年度もそうですが、こういったタウンミーティング、それからアンケートもさせていただきました。実は、18歳から49歳。50歳からそれ以上の方、全く人口の割合、ほぼ一緒なんです。そして、一緒の人口の方々を抽出して、ほぼ同じ割合でアンケートを送らせていただきました。けれども、回収率は18歳から49歳の方は25%で回収率が低いという結果が出ていました。そしてまた、タウンミーティングにお集まりの方も18歳から49歳の方はほぼいらっしゃらないという状況でありました。
ですので、私が市長になったときに、東庁舎周辺整備事業について年齢を限定させていただいて、1度タウンミーティングを開きました。(令和6年)12月18日に開いたところ、40名ぐらいの方に来ていただいて、グループで大変活発な意見交換ができました。この方たちが、今後、庁舎を活用される中心になっていきます。
西庁舎周辺整備事業は、石部にお住まいの方は、特に石部の図書館についてご心配をされていると思います。現時点では、令和8年度の末に石部図書館は閉じるということにしていますが、これはあくまでも現時点の計画であって、やはり西庁舎というものをどうするのか。西庁舎周辺一帯のことを考える時間は十分にあります。
地域住民のコミュニティ力
(市長)地域のコミュニティ力というものも、テーマとしたいと思います。これにつきましては、やはり高齢者を支えるというところ、一番大きな地域での課題は、高齢者、そして災害、このことかなと思っています。
高齢者で言いますと、実は75歳以上の後期高齢者の方の、健康診断を受けていただく割合が、滋賀県の平均が18.1%、それが湖南市はなんと35.3%なんです。これは滋賀県の最近の情報なんですが、1番の率なんです。後期高齢の方で外へ出られる元気な方でも、ご家族に「健診行ってな」と言われても出ることを億劫に思っておられる人もいらっしゃいます。やはり保健師とご家族、ご本人との良好な関係というのが築けていないとこの数字にはならないと思いますので、そういったところは私自身、湖南市の職員のよさかなあと思っています。
そして、特にイメージしますのが、災害が起きたときに、障がい者やご高齢で動けない方の避難です。通常の避難所での生活が厳しい方については、福祉避難所、市内19の事業所が44ヶ所設定をしてくださってはいますけれども、さあそこへどうやって行ってもらうのか、自力では無理ですので、やはり地域の方、そして行政ももちろん、できる限り素早く、動きたいとは思いますが、やはり時間の差がありますので、地域の方がどんなふうにすぐに動いてくださるのか、まず自分のご家族、そしてまた、となり、あるいはおむかいがどのように動いていけるのかという、このことについても、どんなことが課題で、どんなことができていて、あるいは行政にはこういうことも考えて欲しいっていうこと、これをまた1つのテーマとさせていただきたいと思います。
3つの駅・公共交通・都市計画・インフラ整備
(市長)湖南市には、3つのJRの駅がございます。令和5年の1日当たりの乗降客数は、三雲駅3668人、甲西駅4090人、石部駅3354人となっていますが、これが令和元年度コロナ禍前と比べますと、約1割減少をしています。湖南市としましては、JRさんの方に長年複線化の要望、まずは甲西駅での行き違いということを重点的に要望しているんですが、JRから聞こえるお声は、やっぱりこの3駅周辺のまちづくりについて、湖南市はどう考えているのかということを繰り返しお話されます。ですので、先ほど甲西図書館のリニューアルということも申し上げましたが、甲西駅を中心に、もうちょっと狭い範囲ではなくて、甲西駅を降りていただいて、少し歩いていただくと甲西図書館、森北公園があり、そこへ行きたいとなるようなまちづくりも1つとして、可能性はあります。ですので、駅を中心としたそういったまちづくりということを進めていきたい、このように考えております。
そして、公共交通、都市計画、インフラ整備ということで、特にコミュニティバスについては、市民さんから多様な意見をお伺いしています。あそこの便を減らして、あそこの便を増やした、ダイヤをどうする、バスをどうするということだけ考えていては、なかなか全体が良くなることはありません。ですので、バスだけのことを考えていてはこのことは解決できない、できる限りたくさんの市民さんに満足いただきたいけれども、難しいということで、この生活圏内における移動ということについては、都市政策だけで考えていても、うまくいかないというところで、ご高齢の方の移動、障害がある方の移動もありますし、縦割りで考えるんじゃなくて、やはり、都市政策と高齢介護、障がい福祉、そして地域のことを市の中で縦割りではなくて、各課が連携して変えていかなあかん、ということに現在気が付いています。ですのでそれを実現する一歩を踏み出すのが令和7年度からになると、このように考えております。
そしてまた、都市計画という中で、国道1号の4車線化、このことについては、生田市長からも長年の、これも渋滞緩和ももちろん大事なんですが、渋滞緩和だけじゃなくて、それが実現するために、湖南市のまちづくりどうするんやと言ったときに、土地の利用について、マスタープランというものを触っていかないと、今のままでは、道が4車線になっても次の展望が開かないというこういった課題もございます。
タウンミーティングが、ここで終わりというものではございませんので、ぜひぜひ今日は、この5つのテーマに沿って、グループでお話いただけたらありがたいです。皆様からの生の声をお聞かせいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
更新日:2025年03月24日