平成27年11月5日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項および資料提供

(1)総合戦略策定~3つのプラン7つの政策パッケージ~
 「湖南市きらめき・ときめき・元気創生総合戦略」

(2)市内小中学校に整備した防災倉庫トイレタイプの説明会を実施

(3)大きな絆は小さな笑顔から 第12回湖南市青少年育成大会開催

(4)野洲川親水公園魅力向上プロジェクト第2弾を実施します!

(5)国宝 湖南三山めぐりが開催されます

(6)行事予定(11月5日~11月25日)

(7)湖南市内小中学校 11月行事案内

発表内容

司会

これから平成27年11月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 今月22日に湖南市立市民学習交流センター(サンヒルズ甲西)を会場に「第5回地域に飛び出す公務員を応援する首長サミットin滋賀」が開催されます。

 「地域に飛び出す公務員」とは、自分の時間を活用して、一国民、一地域住民として、職場や家庭における役割に加え、プラスワンとして、社会貢献活動、地域づくり活動、自治会、PTA、消防団、NPO法人などの活動に参加することで、国民、地域住民と思いを共有することができる公務員のことを言い、そのことにより現場の国民目線、住民目線での行政を進めることに貢献する活動を指します。

 公務員が地域に飛び出すことによって、公務員自身が自らのミッションを再認識し、行政のあり方を国民本位、住民本位に変えていくことができ、新しい公共や住民協働というような行政と国民、住民のあいだの新しいパートナーシップを築くための政策を進めることにつなげることができます。

 しかし、えてして、そのような行動をとろうとすると、職場の中や地域では「あの職員は仕事もせずに遊んでいるのではないか」というような視線にさらされることがあり、地域に飛び出す公務員活動自体が委縮しかねませんので、職場の上司であり、かつ地域に影響力をもつ首長が、そうした活動を応援していこうと平成23年(2011年)3月に結成されたのが、「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」です。代表には、設立当初は当時の古川康佐賀県知事が就任していましたが、現在は平井伸治鳥取県知事が2代目の代表を務めています。私自身も代表代行を務めています。この首長連合には、現在、北海道から九州まで59名の首長が参加しています。

 地域に飛び出す公務員を応援する首長たちが一堂に会し、応援の仕方や直接のサポート、活動の展開などを話し合う首長サミットは、第1回を平成23年3月に予定していたところ、直前に東日本大震災が発生したため延期され、翌24年1月に愛媛県松山市で開催されました。以後、25年1月に福島県伊達市、26年1月に千葉県山武市、26年11月に兵庫県朝来市と毎年度開催され、全国の地域に飛び出す公務員を応援する取り組みを広げてきました。

 その結果、こうした取り組みを後押しするように、平成26年7月には全国知事会が「地域に飛び出す公務員応援宣言」を出すに至りました。

 第5回の首長サミットを湖南市でお引き受けすることとなりましたが、全国の地域に飛び出す公務員で構成される首長サミット事務局と、開催地である湖南市職員で構成する実行委員会が連携を取りながら、準備が進められてきております。湖南市には、わが国障がい者福祉の父として知られる糸賀一雄が創設した児童福祉施設「近江学園」をはじめ、多くの障がい者施設があり、糸賀思想の息づく地であることから、糸賀語録の中から「自覚者が責任者」という言葉をキータームとして取り上げております。まさに、全国の地域に飛び出す公務員に対するエールになると考えます。

 当日は、首長連合に参加する首長だけでなく、全国から地域に飛び出す公務員が大勢出席する予定です。22日(日曜日)には地域に飛び出す公務員を中心にしたパネルディスカッションや首長会議(サミット)が行われるほか、交流会や夜なべ談義などで全国的な地域に飛び出す公務員ネットワークを強固なものとしていきます。翌23日(月祝)には、「湖南市五感で体感のエクスカーション」と題して、糸賀一雄と湖南市の福祉を訪ねる「アールブリュット福祉ツーリズム」、菩提寺バンブーハウスや東海道ウォークみちくさコンパスなどまちづくり協議会活動を体験する「湖南ぷらっとウォーキングコース」、国宝湖南三山や石部宿場などの歴史探訪をする「ゆるり歴史こなんコース」の3コースをサミット参加者に楽しんでいただくこととしています。

 こうした活動があるということを地域住民のみなさんや県内、全国の自治体に知っていただくことは、わが国の行政サービスのあり方を大きく変えていくことにつながると思っております。ぜひ、地域に飛び出す公務員活動を多くの人に知っていただくようにみなさんのお力をお貸しいただければ幸いだと考えますので、よろしくお願いします。

 次に、「湖南市人口ビジョン」と「湖南市きらめき・ときめき・元気創生総合戦略」を10月26日に策定いたしました。「湖南市きらめき・ときめき・元気創生総合戦略」は国のいう「まち・ひと・しごと創生総合戦略」にあたります。将来人口については、湖南市は非常に難しい立ち位置にありまして、自然増も社会増も両にらみで対応する必要があります。

 そのため、現在策定中である「第2次湖南市総合計画」と表裏一体の連携を取りながら、今後の施策の方向を「働く場の創出」、「ひとへの投資」および「まちづくり」の3つのプランとそれを具体化する「産業力強化」、「多様な雇用・働き方の実現」、「ふるさとづくりの促進」、「観光と交流による活性化」、「若者への支援、希望の実現」、「持続可能なまちづくり」及び「安心して暮らせる基盤づくり」の7つの政策パッケージにまとめました。

 海外との連携を図る内陸型国際物流ターミナル構想と交通安全を支える休憩施設である道の駅・地産地消を推進する市民産業交流促進施設整備計画の2つの構想・計画を湖南市の双眼拠点と位置づけ、相互に連携しながら広域交流都市をめざすことや、新しい農業戦略に基づいた農政の展開、ストリーミングなどによるキャリア教育や子育て支援、コワーキングスペース整備などによる多様な働きを支援すること、また、本市がこれまで積み上げてきた福祉による人への支援、新しい地域エネルギー活用による地域経済循環など、あらゆる政策を総動員することとしています。

 これらの政策を実施した結果が自然増と社会増の双方に貢献することにより、2060年人口水準を2010年に比べて1割減に抑え込もうと考えております。

 こうした政策の内容については、総合計画審議会やアンケート、さらには若い世代を中心に開催したまち・ひと・しごと戦略茶話会などで出された意見なども参考にしながら、取り組みの方向性として取りまとめたものです。詳細は担当課長からご説明をさせますが、平成28年度当初予算編成も、まち・ひと・しごと創生にシフトを置きながら行います。

司会

それでは、お手元の資料について担当から説明させていただきます。

地域創生推進課長

総合戦略策定~3つのプラン7つの政策パッケージ~

「湖南市きらめき・ときめき・元気創生総合戦略」について説明

危機管理・防災課長

「市内小中学校に整備した防災倉庫トイレタイプの説明会を実施」について説明

教育部管理監

「大きな絆は小さな笑顔から 第12回湖南市青少年育成大会開催」について説明

建設経済部管理監

「野洲川親水公園魅力向上プロジェクト第2弾を実施します」について説明

商工観光労政課長

「国宝 湖南三山めぐりが開催されます」について説明

司会

あと「行事予定」と「市内の小中学校 11月行事」「広報こなん」の資料をつけています。今回は「広報こなん」の表紙にドローンで撮影したものを活用しました。ご質問等ありましたらよろしくお願いします。

記者

ドローンの活用は初めてですか。

秘書広報課長

初めてです。安全第一で運用してまいります。

記者

湖南三山の見ごろはいつですか。

商工観光労政課長

見ごろは、11月21日~23日の3連休だと思います。

司会

他に何かご質問はありますか。無ければこれで終了します。次の定例記者会見については、11月25日(水曜日)午前11時からこの会場で開催させていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

電話番号:0748-71-2314

ファックス:0748-72-1467

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