平成19年2月7日定例記者会見
このページは、市長定例記者会見の内容を政策秘書課でまとめたものです。
市長会見事項 要旨
1.青色防犯灯の試験的設置について
平成19年2月6日(火曜日)から
JR甲西駅北口駐輪場
防犯灯10灯
青色の灯りは人を落ち着かせる効果があるといわれており、罪を犯そうとする者に犯行を思いとどまらせる効果を期待したもの。
市民から意見を聴きながら、効果があると判断されれば順次他の場所にも広げていく。
2.教育委員会議事録を市ホームページにて公開
2月下旬から
発表内容
司会
ただいまから定例記者会見を開催させていただきます。それでは市長お願いします。
市長
こんにちは。
今月の話題提供は2件でございます。
1点目は、青色防犯灯の試験的設置についてです。青色の灯りには人を落ち着かせる効果があるとされておりまして、罪を犯そうとする者に犯行を思いとどまらせる効果を期待して、昨日からJR甲西駅北口駐輪場に試験的に設置をいたしました。
これは12月市議会において議員から質問のあったものでして、自転車盗でありますとか、恐喝などが夜間起こりやすいと考えられる人気の少ない自転車置き場などに設置したものであります。
市のホームページや市から出しています安心安全メールなどでもお知らせしまして、市民の皆さんのご意見などをいただきながら、効果があると判断されれば順次他の場所にも広げてまいりたいと考えております。
次に2点目ですけれども、教育委員会の議事録を市のホームページに掲載して広く公開をしてまいりたいと考えております。
昨今、教育再生ということで、やらせやいじめ、未履修、給食費未納などの問題が大きく取り上げられておりますが、これらについては、市長部局ではなくて、教育委員会が管轄をしてまいりました。これは、地方自治法の多元主義という原則に沿った対応であるわけですが、全国的な事例を見ましても、どうしても透明性についての課題を指摘されがちだったと思います。
確かに教育現場は一人ひとりの問題に個別に対応していかなければなりませんので、先生がたは非常に大変だと思いますが、本来は教育というものは、地域がみんなで支えていくものであり、戦後教育委員会制度が導入されたときの理念もそこにあったはずだと思います。
しかし、市民の皆さんにおきましては、市議会において何が議論されているかについては、議会広報誌の全戸配布やホームページでの議事録公開などにより、ある程度知る機会がありますが、教育委員会においてどのような議論がされてその方向性が決められているかということにつきましては、教育委員会事務局に据え付けられています議事録をめくらなければ分からないという状況になっています。
そこで、教育への市民の皆さんの関心を高めていただきまして、参加を促してまいりたいと思っておりまして、そのために教育委員会の議事録をホームページに掲載してはどうかと教育長と相談をいたしまして、近日中に実施をさせていただきたいと考えております。
本日の話題提供は以上でございます。よろしくお願いします。
司会
青色防犯灯について、担当から補足説明をいたします。
安心安全課長
青色防犯灯の試験設置につきましては、昨日2月6日夕方から実施させていただいております。JR草津線甲西駅北口の駐輪場に設置させていただいたわけですけれども、北口駐輪場は使用台数180台でございますが、こちらに設置されている10灯の防犯灯を青色のものに変更させていただきました。青色の防犯灯が人を落ち着かせ、犯行を思いとどまらせる効果があるということで、市内の犯罪を減少させることを目的に試験的に設置をさせていただくものです。
特に、市民の皆さんがたに意見を募集したいということで、安心安全メールの不審者情報に登録をされておられるかたに意見を募集する旨のメールを送信したり、ホームページのほうでも募集記事を掲載しました。すでに3件ほど意見をちょうだいしております。ちょうだいした意見の内容を口頭ですけれども報告させていただきます。「大変よいと思います。」「駐輪場だけの青色より、駅の水銀灯も青色にし、駅全体の一角を青色にしたらイメージがよくなるのではないか。」「高2の娘がそこを利用させてもらっており、帰りが9時になることがあるので不安が和らぐことであればありがたい。」などの意見をいただいております。こういったことから、効果があると判断されれば、他の場所にも広げていきたいと考えております。
記者より質問
「青色防犯灯の試験的設置」について
Q:(産経)
自転車盗とかは最近増えているのですか。
A:(担当)
例えば、滋賀県全体でいいますと、昨年18年の刑法犯認知数は17,969件で、残念ながらアンダー17,000件という目標を達成できなかったわけです。湖南市におきましても、自転車盗は、やはり駅前交番が一番多く、駅前交番の管轄で平成17年で49件ありました。少しでも犯罪を思いとどまらせるような効果が期待できるならやってみようと、試験的に実施するものです。
Q:(産経)
駅前交番の管轄で、昨年49件ですか。
A:(担当)
18年の数値はまだ出ておりませんので、この数値は17年のものです。市内のほかの交番、駐在所の管内に比べて、駅前交番が多いということでございます。
Q:(産経)
平成17年と18年の湖南市全体の自転車盗の数は分かりますか。
A:(担当)
18年のデータをまだいただけておりませんが、ほぼ横ばいかと思っております。ただ、やはり件数がそこそこありますので、少しでも、1件でも減らしたいということで実施をさせていただきます。
「教育委員会議事録の公開」について
Q:(朝日)
ほかの市町でもやっていることなんですか。
A:(市長)
議事録自体は公開だと思いますが。
Q:(朝日)
ホームページでの公開は。
A:(担当)
検索をする限りでは県内では見つからなかったです。
Q:(朝日)
議事録自体を見たことないのですが、その発言者の名前とかそういったことまで分かるのですか。
A:(教育長)
そうですね。
Q:(朝日)
ホームページでもそこまで公開するのですか。
A:(教育長)
教育委員会で審議している内容には、例えば準要保護の認定とかには、その子どもに関わる個人的な名前などが出てきますので、それは削除させていただきます。教育委員会は傍聴も認めておりまして、定例の教育委員会では傍聴されるかたもいらっしゃいますが、そのときは退席してもらっています。実際に公開している部分についてのみホームページでも公開していきます。
教育委員はわたしも含めて5人おりますけれども、「○○教育委員」という特定した形ではなく、「教育委員」としての発言という形になります。
Q:(朝日)
どのくらいの頻度でされているのですか。
A:(教育長)
月1回です。
Q:(朝日)
次の日には公開されるのですか。
A:(教育長)
テープ起こしをしなければなりませんので、少し時間がかかります。
Q:(朝日)
ホームページで公開することについて、教育長はどうお考えですか。
A:(教育長)
今、教育の問題がいろいろと取り上げられていまして、教育委員会も密室でやるのではなく、市民の皆さんに内容を知っていただくということは大事だと思います。
Q:(朝日)
それによって得られる効果は。
A:(教育長)
市民の皆さんに教育に対する関心持っていただくということもありますし、いったい今、教育委員会がどういう方向で何を考えているのかとうことを理解していただけるのではないかと思います。
Q:(産経)
現時点で議事録を見るにはどうすればいいのですか。
A:(教育長)
情報公開ですね。
Q:(産経)
情報公開の手続きをすると、何日かかるのですか。
A:(担当)
15日以内です。その場合も個人名などは墨塗りします。
Q:(朝日)
議事録自体は事務局に置いてあって、見たい人が行って見る形なんですか。
A:(教育長)
情報公開になります。
Q:(朝日)
児童の個人名などは消して公開されるんですね。
A:(教育長)
そうです。
Q:(朝日)
公開請求などをしなくても行けば見れるんですか。
A:(教育長)
公開請求はいります。
Q:(朝日)
月に1回の定例というのは、具体的にどういった内容ですか。
A:(教育長)
一つは前の教育委員会と今の教育委員会の間の、いわゆる教育関係の経過報告として教育委員会報告というのを出します。ほかには、例えば、後援をする場合、いろんな行事がありますけれども、それを教育委員会で後援するのかどうかを決めます。それから、子どもたちの準要保護の認定を行います。また、今学校教育で課題になっているいじめとか不登校に関する対処の方法とか解決の方法とか、今どのような状況になっているのかなど学校の状態を報告させていただきます。大きなところでは、教育方針についての審議があります。今日はいろんな課題がありますので、毎月それぞれの課題、問題について討議します。
Q:(産経)
5人の教育委員のかたで審議されるんですね。
A:(教育長)
はい。教育委員の中には保護者の代表を入れることになっておりまして、女性のかたに入っていただいております。学識経験者とか、企業のかた、今は工場長のかたに入っていただいておりますけれども、そういったかたがたにしていただいております。
更新日:2019年07月01日